Tuesday, January 16, 2018

2017年後半を振り返って

新年あけましておめでとうございます!今年も質の良い音楽をどんどん発信していきたいと思います。

去年はトライアングルのツアーをはじめ様々なプロジェクトに参加させていただきました。そのうち2017年後半で特に印象に残っているものを幾つか紹介したいと思います。

オペラ演出家、釣恵都子さん率いるカンパニー、オペラ・ポムルージュの舞台「マイスタージンガー」にギタリストとして出演させていただきました。もともとは4時間を越える超大作を1時間ほどに凝縮、舞台設定も80年代のニューヨークに置き換えるなどかなり意欲的な演出で、リュートパートをギターで担当しました。キャストは全員女性で、指揮者、ピアニスト、ぼくだけ男性だったのですが、何と3人とも女装で本番に挑みました(笑)

オーケストラ。女装してます。
カーテンコール




去年から参加しているラテンジャズバンド、アフロラティナーズでもブロンクスやハーレムを中心に演奏する機会がありました。ラテン音楽に関してそこまで深く知るチャンスは今までなかったのですが、リーダーから毎週のように参考音源が送られてきて、モンテューノのパターンなどを練習しています。サルサやその前身であるマンボ音楽ではピアノが活躍しているのですが、そのルーツであるソンというジャンルの音楽ではトレスというマンドリンのような複弦ギターが活躍していたそうです。その中でカリスマ的存在のあるアルセーニョ・ロドリゲスという人に最近ハマっています。

演奏後の1枚
クリスマス前の野外演奏。
さすがに寒かった。

















そしてひょんなきっかけで、ジムホールの最後のベーシスト、スティーブ・ラスピナとマンハッタンのレストランで共演。いやっ、痺れました。美しい音色、そして彼の弾くベースラインがバロック音楽の対旋律のようにソロにからみ、これぞ正しくインタープレイ!という演奏でした。向こうの方が100倍ぐらいレベルの高いことをやってるわけですが、それでもちゃんと1人のミュージシャンとして見てくれて、演奏後にあの曲のあの部分はよかったね〜なんて話しをしていました。スティーブさんはとても気さくな人で、ジムホールとのツアー談や趣味の料理の事など色々と話してくれました。ニューヨークに来て良かったと思えた瞬間でした。


マンハッタンのイタリアンレストランでデュオ。
まかないがめちゃウマかった。
















大晦日はタイムズスクエアにあるアイリッシュバーでカウントダウン。ローリングストーンズやビージーズなどのオールディーズを演奏して、アメリカンな年越しでした。

バンドはこんな感じでスタンバイ
セットの合間に集合写真。












来週は兵庫県在住のギター製作家の西垣祐希さんのお手伝いでナムショーに行って来ます。こちらもまた報告したいと思います。